全 炳斗(チョン・ビョンドゥ、朝: 전병두、1984年10月14日 - )は、大韓民国・釜山広域市出身の元プロ野球選手(投手)。
経歴
斗山時代
2003年斗山ベアーズに入団。
2005年シーズン途中、ダニエル・リオスとのトレードで起亜タイガースに移籍した。
起亜時代
2007年以降は登板のチャンスが減った。
2008年5月、トレードでSKワイバーンズに移籍した。
SK時代
2009年は先発としての起用だけでなく、左のセットアッパー、抑えとして2イニング以上を投げることも多く、大車輪の活躍で初めて規定投球回数に達し、自己最多の8勝をあげた。
だが故障のためプレーオフ、韓国シリーズでは登板できず、そのポストシーズンでの不在がチームの韓国シリーズ3連覇を逃した大きな要因となった。
2010年以降もリリーフ、先発ともにこなせる貴重な左腕として重宝されているが、故障が多く2012年から2015年まで一軍登板が1試合もなかった。
結局故障からは回復せず、2016年シーズン限りで現役引退を表明した。
これを受けてSKは2016年シーズン最後の公式戦となった10月8日のサムスン・ライオンズ戦を引退試合とした。この試合では先発すると1回表に先頭打者1人を打ち取って降板し、5年ぶりの一軍登板が現役最後の登板となった。
引退後
現役引退後はSKの戦力分析関連の業務についた。
2019年からコーチに就任するも2021年に退任、再び戦力分析関連の担当となった。
2023年からは、KTウィズのコーチに就任した。
プレースタイル・人物
すぐれた球威と制球力がある。
実績は少ないながらも秘密兵器として2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表に左のセットアッパーとして選ばれた左腕投手。
詳細情報
年度別投手成績
背番号
- 28 (2003年 - 2008年5月3日、2009年 - 2016年)
- 33 (2008年5月4日 - 同年終了)
- 90 (2019年 - 2021年)
- 87 (2023年 - )
脚注
外部リンク
- 通算成績 (朝鮮語)




