正方晶系(せいほうしょうけい、英: tetragonal crystal system)は、7つの結晶系の1つ。対応するブラベー格子は、単純正方格子・体心正方格子の2種類。
正方晶系の結晶構造は、正六面体格子を1つの格子ベクトルに沿って伸ばすことにより得られるものであり、その結果、正方形の底面(a×a)と長方形の側面(a×c, a≠c)を持つ直角の角柱となる。
ブラベー格子
正方晶系には、単純正方格子(単純な立方格子が伸びたもの)と体心正方格子(面心立方格子または体心立方格子が伸びたもの)の2つのブラベー格子がある。面心立方格子を伸ばすと面心正方格子になると思われがちだが、面心正方格子は体心正方格子と等価である。体心正方格子はより基礎的だと考えられており、そのため標準的な術語として用いられている。
結晶分類
この結晶系となる点群は、以下の通りである。表には、ヘルマン・モーガン記号、シェーンフリース記号、オービフォルド記号、該当鉱物の例等が併せて記されている。
出典


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