武蔵横手駅(むさしよこてえき)は、埼玉県日高市横手字山下にある、西武鉄道池袋線の駅。駅番号はSI29

歴史

当駅は武蔵野鉄道の駅として開業した。戦後数年で一度廃止したが、西武秩父線の開業直前に信号場として再開設、その数ヶ月後に駅として再開業している。

年表

  • 1929年(昭和4年)9月10日 - 開業。
  • 1954年(昭和29年)10月10日 - 廃止。
  • 1969年(昭和44年)10月4日 - 信号場として再開設。
  • 1970年(昭和45年)2月1日 - 旅客営業を再開、駅として再開業。
  • 2023年(令和5年)3月1日 - 駅係員の常駐を終了し巡回駅へ変更するとともに、窓口および券売機での切符等の販売・ICカードのチャージを終了。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームと駅舎の間は構内踏切により連絡している。

自動改札機は設置されていないが、PASMO・Suica利用者のための簡易改札機が設置されている。

トイレは改札外にあるが、多機能トイレは設置されていない。

駅西側の2番ホーム隣にはかつて1本側線があり、貨物列車の待避などに使用されていた。

のりば

(出典:西武鉄道:駅構内図)

  • 1番ホームを本線とする1線スルー方式である。

そらとみどりの家

  • 当駅横の西武鉄道社有地に「そらとみどりの家」という小屋が設置されている。この小屋にはオスの「そら」とメスの「みどり」の2匹のヤギが住み、2009年8月から社有地の雑草を食べている。これにより、機械で雑草刈りを行うのと比較して年間176キログラムの二酸化炭素を削減する効果がある。
  • 2011年2月2日には新たにオスの子ヤギが生まれ、一般公募によって名前を募集し、同年4月28日に「だいち」と命名された。
  • 2012年5月24日にもメスの子ヤギが生まれ、「だいち」と同様に名前を公募し、同年10月25日に「はな」と名付けられた。
  • 2014年3月25日に父ヤギの「そら」が5歳で死亡した。さらに、2016年に入ってから1月8日に「はな」が3歳で、7月5日に「だいち」が5歳でそれぞれ死亡、母ヤギの「みどり」も2021年9月に死亡した。

利用状況

  • 西武鉄道 - 2023年度の1日平均の乗降人員は235人である。
    西武鉄道全92駅中91位。池袋線区間内では当駅が最も乗降人員が少なく、西武鉄道全駅においても正丸駅に次いで少ない。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通りである。

駅周辺

当駅のすぐ前を国道299号が通る。2000年代中頃、駅前にロータリーが建設された。

  • 物見山
  • 五常の滝

かつては日高市コミュニティバスが運行されていたが、2007年3月30日限りで廃止された。

隣の駅

西武鉄道
池袋線
高麗駅 (SI28) - 武蔵横手駅 (SI29) - 東吾野駅 (SI30)

脚注

出典

西武鉄道の1日平均利用客数
西武鉄道の統計データ
埼玉県統計年鑑

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 横手駅
  • 終末トレインどこへいく? - 第4話で当駅が登場。

外部リンク

  • 武蔵横手駅(駅情報) - 西武鉄道
  • 西武鉄道 地球の未来のために - ヤギによる草刈り

武蔵横手駅 ヤギが暮らしています【駅ぶら04】西武池袋線 コラム 鉄道チャンネル

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武蔵横手駅 株式会社ティー・エス・ジャパン

武蔵横手駅から日和田山 / やんまーさんのハイキングの活動日記 YAMAP / ヤマップ

武蔵横手駅