『フォロー・ザ・ブラインド』(原題:Follow the Blind)はドイツのヘヴィメタルバンド、ブラインド・ガーディアンが1989年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
ハロウィンのカイ・ハンセンがゲストミュージシャンとして参加したことで話題になる。
解説
ハンズィはインタビューでアルバム制作当時、彼らはフォビドゥンやヴァイオレンスなどのスラッシュメタルバンドに強い影響を受けていたため、構成面で似たようなことを試みた。しかし、当時の彼らの演奏技術に限界があり、一貫して速い曲を演奏するバンドとしては他のバンドに比べて遅れをとっていた。(Rock Hard Magazine Deutschland Ausgabe 177)
このアルバムは、日本盤未発売ながら輸入盤の売上としては異例ながら大成功を収めたことで、次作からビクター音楽産業株式会社(現:ビクターエンタテインメント)との契約を結んだ。その後、1992年に初来日に彼らの初めてのライブアルバムである「トーキョー・テイルズ」の発売と大成功を収めた。
1994年までのライブのセットリストでは、「インクウィジション」から「バニッシュ・フロム・サンクチュアリー」という流れがイントロとして使われていた。現在、「ヴァルハラ」以外がライブで演奏されることは稀である。
リマスター
2007年にリミックス・リマスターされ、ボーナストラックが追加されたバージョンが発売。
また、2013年に発売された「ア・トラヴェラーズ・ガイド・トゥ・スペース・アンド・タイム(A Traveler's Guide to Space and Time)」という限定ボックスセットには、ミキシングを若干の調整を加えた新たなリマスター盤が収録。
収録曲
※2007年盤では、9曲目と10曲目の収録順が入れ替わっている
参加ミュージシャン
- ハンズィ・キアシュ - ボーカル、ベース
- アンドレ・オルブリッチ - リードギター、バッキング・ボーカル
- マーカス・ズィーペン - リズムギター、バッキング・ボーカル
- トーマス ・"トーメン"・ スタッシュ - ドラムス
ゲスト・ミュージシャン
- カイ・ハンセン(Kai Hansen) - ギター・ソロとバッキング・ボーカル(8曲目)
※ハロウィン、ガンマ・レイ - トーマス・ハックマン(Thomas Hackmann) - バッキング・ボーカル
- アマン・マレク(Aman Malek) - バッキング・ボーカル
- ロルフィ・ケーラー(Rolfi Köhler) - バッキング・ボーカル
- カレ・トラップ(Kalle Trapp) - バッキング・ボーカル、リードギター(8曲目)
- マティアス・ヴィーズナー(Mathias Wiesner) - キーボード
プロダクション
- プロデューサー - カレ・トラップ(Kalle Trapp)
- レコーディングスタジオ - カロ・スタジオ(Karo Studio) / ミュンスター
- エグゼクティブ・プロデューサー - チャーリー・リン(Charly Rinne)
- アルバムジャケットデザイン - Van Waay Design
外部リンク
- ブラインド・ガーディアン公式サイト(英語)



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